さぬきのムムム 自然栽培農場 | 思い

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 人々の健康はまずは食事からです。私たちの体のもとは食物です。安全、安心な食物と正しい食事が健康の基礎です(医食同源)。しかし、食物の安全性を確認するには長い時間がかかります。その点、伝統的な食事法や食物は長い時間をかけて現代に受け継がれてきたもので、安全性については実証されています。私たちが無農薬、無化学肥料の自然栽培にこだわるのはこのためです。
また、私たちは動物性のものを一切使わない「無動物性由来の資材」にもこだわります。鶏糞、畜糞、魚粉等の動物質は一切農地に入れません。これはこうした動物由来のものには、家畜に与えられた抗生物質等の薬剤が濃縮されて残留している可能性があるためです。また、動物由来の肥料を用いると窒素過多になることが多く害虫が集まりやすい原因になるなどの問題も指摘されています。そしてなんと言っても、無動物性にこだわることにより味自体がえぐみのないクリアーなものになり、とてもおいしくなるためです。
さぬきのムムム自然栽培農場の「ムムム」は、無農薬の無、無化学肥料の無、そして無動物質由来の資材の無を意味すると同時に、「ムムム、これはおいしい」という感動の言葉も織り込んでいます。

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【土作り、地産地消、身土不二
農業の基本は土作りにあります。私たちの農地は晴れの日が多い瀬戸内地方にあって、海が近く海風が当たるため、健全な野菜が育つ絶好のロケーションにあります。農地は約1万2千坪あり、10年以上耕作が放棄された残留農薬の心配がない土地です。そのうえ周囲に農地や住宅がないため、農薬の飛散や水質汚染の恐れもありません。堆肥は作物に直接働きかける栄養として用いる前にまずは土壌の改良に用いるべきものと考え、枯草を原料にした堆肥を最低でも1年をかけて発酵させた後、農地に入れています。
また、地産地消の考えに沿って、出来るだけその地域に育ちその地域で得られる資材(もみがら、ヌカ、糖蜜、葦等)だけを使って栽培します。これはその地域にはその気候風土に合ったものが育ち、それをもとに再生産するのがもっとも理にかなっているという「身土不二」の考え方に沿ったものです。また、輸入資材に依存しないため、本当の意味で自給体制を確立することができます。


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害虫との共存
このように理想的な環境で自然栽培に取り組んでいますが、問題はいかにして農作物を害虫から守るかです。このためにさぬきのムムム自然栽培農場では様々なチャレンジをしています。たとえば 燻炭(もみ殻を炭にしたもの)を原料にした木酢の利用です。これを何百倍にも希釈して用いることによりその臭いで害虫が寄り付かなくなります。決して害虫を殺すものではありません。また、苗床や露地栽培の初期段階では、作物を不織布で覆い害虫から守ります。いずれもたいへん手間のかかる作業ですが、無農薬を貫徹するためには手間を惜しみません。
こうした取り組みの結果、さぬきのムムム自然栽培農場の作物(ミズナ)の残留農薬は、日本食品機能分析研究所により262項目についてすべて検出限界以下との結果を得ています。

有機農法との違い
私たちの自然栽培法の有機農業(オーガニック)との一番大きな違いは、有機農法では有機JAS法で認められている農薬を使う点です。この点、自然栽培法では農薬は全く使いません。また、有機農法では鶏糞や牛糞など動物由来のものも含めて、肥料を使います。そして栽培法が違うだけではなく。出来上がった作物自体も違います。自然栽培法で栽培された作物は腐らないという点です。普通、農作物は放置しておくと腐りますが、自然栽培法でつくった作物はいつまでも腐らず、干乾びていくだけです。

作物の価格について
私たちの作物の価格は一般のものに比べてかなり高いです。私たちもそのことをよく認識しています。果たしてこのような高いお金を消費者の皆さんからいただいていいものかと随分議論し悩みました。正直なところまだ迷いがあります。しかし、ムムムにこだわり、手間をかけるとどうしても現状ではこのような価格にならざるを得ないのです。従業員は老いも若きも土日も5月の連休もほとんど休まず早朝から働いています。役員は全員無報酬で働いています。コストについても少しでも下げようと様々な工夫をしています。それでも昨年は約○○円の赤字でした。販売が本格化する今年についても売上が4000万円に達しないと赤字になります。もちろんこれには初期投資(猪よけのネットの設置だけでも5百万円かかりました)がかさんでいることもありますので、損益分岐点はこれから低下していくことが見込まれます。また、農作業に慣れてくればその分効率が上がるはずです。こうした原価削減が実現した暁には真っ先に消費者の方に還元することをお約束しますので、しばらくの間は私たちの活動をサポートする意味で、ご理解とご協力をお願いします。

透明性の確保
価格についての消費者の皆さんのご理解を得るためにも会社の決算については会員の皆様にすべて公開します。また、農作業にごまかしがないよう、会員の皆様の携帯電話からいつでも農場の作業の様子をご覧いただけるようにします。日々の農作業についても農作業日誌としてHP上に公開する予定です。

開かれた農場
さぬきムムム自然栽培農場の技術的な柱は、慣行農法を30年以上にわたって指導し、有機栽培にも通じた「名人」と呼ばれるベテランです。さぬきのムムム自然栽培農場では、この名人の経験を中心に様々な自然栽培法を取り入れ、独自のムムム式自然栽培法を確立することを目標にしています。これからも様々な栽培法を学んで、いいものは積極的に取り入れるという柔軟性を持ち続けたいと考えています。
私たちは安全なうえ環境にもやさしく味も良い、自然栽培の農作物こそ日本の農業の進むべき道であると信じています。自然農法が日本の農業を変え、さらには国際競争力を持つまでになるよう、私たちが得たノウハウはすべて公開し、自然農法を普及させることに努めています。皆さまのご理解とご支援をお願い申し上げます。

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農家のピューレ